noctilux f1.0

丸の内
M240 / Noctilux 50mm f1.0

ノクチルックス(noctilux f1.0)だけをつけて、ただただ撮り続けて2週間ほど。直前まで常用していたズミルックスの現行レンズと画の傾向がここまで違うと思わなかった。きっと現行レンズのノクチルックスだったら、ここまで傾向が違うことはなかったのだろうと思う。オールドレンズから現行レンズのキレの良さにようやく慣れたところで、またオールドレンズに戻したのだから、考えれば分かりそうなものだが…。正直言えば、予想を超えていろいろ変えなくてはならくなってきた。
まずは逆光に弱い。また順光でも強すぎる光では思うほど魅力的な画にならない。そして重い!
重さに関しては本日ストラップを変えてみた。ネットで疲れにくいと評判の良いOP/TECH USAのストラップだ。まだ1日では分からないけど、少し楽になった気がする。
逆光については自分の大好きな撮り方のひとつなので、ここはちょっと悩ましい。でも弱い逆光はむしろ魅力的なマジックが起きる時もあるようなので、諦めずに良い光を見つけたい。
強すぎる光については、順光・逆光ともに現行レンズに軍配があがる。これまでより光に敏感にならないと、失敗する。特に一期一会のストリートポートレイトでは以前よりプレッシャーがかかるようになったし、実際失敗写真が増えてしまった。
しかし!
これらは全部、自分が成長すれば克服できることばかり。むしろ光を見る目が鍛えられるきっかけになりそうだ。
今回は手に入らなかったフードを探して使ってみるのもひとつの方法もしれない。
そして何より上手くいったときの画は、その描写にこれまでとは一味違う魅力を感じる。
上手くいった写真についてだけ言えば、RAWから現像する時に行う調整は減った。むしろ何もいじらずに仕上げた方が良いくらいだ。
そのうちノクチルックスで撮る時はJPEG撮って出しで良いと思うことが増えるかもしれない。

いずれにしても、これまでの写真の撮り方、現像の仕上げ方まで、すっかり変えられてしまうかもしれないと思うほど、このレンズの個性は強いということだ。

ところでピントの合わせづらさについてはどうなんだ?と思う方も多いと思うが、その話はまた別の機会に。

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