トミオ・セイケ 写真展「Julie – Street Performer」

トミオ・セイケ 写真展
Julie – Street Performer

2017.10.3 – 12.2
1:00PM~6:00PM/ 休廊 日・月曜日(入場無料)

セイケトミオさんの写真展がBlitz Galleryにて本日より始まりました。
なんとか時間を作って初日にお邪魔しました。

今回の作品は1980年代にセイケさんが英国で出会ったストリートパフォーマーを撮影した作品20点。
以前雑誌で何点か見たことのあるシリーズですが、やはりオリジナルプリントの方が断然魅力的。

12月2日までに会期中、毎日通いたいくらい素敵でした。

そして今日は、初めてセイケさんのプリントを(2サイズあるうちの小さい方ですが)購入できました!

嬉しくて嬉しくて、ギャラリー近くのカフェで開封して写真を眺めがら、カフェラテを飲みました。家まで待てませんでした。(笑)

少し暗めのテーブルに小さな明かりがあるので、まるでギャラリーを独占しているような気分でいただくカフェラテは、より美味しく、幸せなひと時でした。

本当に素晴らしい…

セイケトミオさんのプリント
セイケトミオさんのプリント

Good Reads by Natsuki Kurachi at 代官山蔦屋書店

Natsuki Kurachi
Natsuki Kurachi
Natsuki Kurachi
Natsuki Kurachi

代官山の蔦屋書店さんには理由もなくふらっと立ち寄る。
そこでたまたま見つけた写真集やギャラリースペースで出会う作品には、ずっと好きでいられるものが多いから。
ものぐさな僕は写真を撮るために歩き回る必要があるので、行動するといい出会いがあると自分に思い込ませるには調度良いのだ。

昨日もそんな調子でふらっと立ち寄ったら、ギャラリーには写真ではなく絵が置かれていた。
これがファッション誌の表紙のようでインパクトが強い上に、どこか優しい。
ギラギラした色使いではないせいだろうか。
写真がまだあまり無かった時代なら、こんな具合に絵でおしゃれな空気を伝えたのだろうなぁなどと思い、惹きつけられた。
僕がストリートフォトを撮っている時は、そこにある風景から何を撮るか選び取る感じだけど、絵は真っ白な場所にゼロから全て創り上げていくわけで、その手間の多さと創造性の高さに改めて感心。

作家ご本人のくらちなつきさんが、そこにいらっしゃるのにも気づかず見惚れていたら、声をかけていただいた。
作品を好きになった直後に作家さんと直接話せるとは!
なんと贅沢な。

くらちなつきさんのお話によると、絵に出てくる服も含め、そこに描かれているデザインはどれもご自分でオリジナルなものを考えるそうで、ますますその創造性の高さに驚いてしまう。こういう方はいずれ絵だけでなく、服のデザインとか、空間のデザインとかもやってしまうのだろう。

好きなアーティストが増えるのは、自分の感性が豊かになるようで嬉しい。長く応援します!
とてもフレンドリーに話してくださったので、勝手にそんなことを思った。

さて、実はこのギャラリーでの作品展はこの日が最終日。
そんな日に自分が訪れたことをラッキーと思いつつ、これを読んでくださった方には手遅れな情報なのが残念。
でも、これから「くらち なつき」作品に出会う機会は増えていくだろうから、注目してみてはどうだろう。

くらちなつきさんのWebサイトはこちら

この日は手作りのZINEを購入。
いつかオリジナルの絵の方を買いたいと思った。

そういえば一点、モノクローム仕上げの作品があった。
欲しかったなぁ。

 

篠山紀信展 写真力

横浜美術館
横浜美術館

生き写しなんて使い古された言葉しか浮かばないのは恐縮だが、被写体の方々が本当にそこに居るように感じる写真だった。
篠山紀信さんの写真の凄さはまず、日本人の大人なら必ずと言っていいほど、見たことのある写真が何枚かはそこにあることだ。それほどまでに篠山紀信さんの写真が多くの場面で使われてきたということになるのだが、その理由が昨日個展を拝見して少しわかった。

強く印象が残っている写真についていくつか記しておく。
まずGODというくくりで展示されていた展示で、今は亡くなられている方の写真に出会った。まさに出会うという感じ。寅さんこと渥美清さんと大原麗子さんと夏目雅子さんには実際にお会いしたような余韻が確実に残っている。きっとレンズの前に彼らが佇んでいた時のまま、その場の空気まで永久保存してしまったんだ。篠山紀信さんの写真はどれもそんな印象だった。

著名人以外の写真も一部あった。東北の震災直後の方々を撮影した演出なしのポートレイト。その中の一枚に強く惹かれた。若いカップルが強い意志を感じさせる眼差しでこちらを見ていた。負けないぞと言う覚悟が見ている僕にまで届く。目には見えない強い心の内まで写し伝える写真。今もあの目が忘れられない。
空気まで写すと言われるレンズがあるけど、心まで写せるとしたらそれは写真家の力だと思う。今更だけど篠山紀信さん恐るべしである。

横浜美術館「篠山紀信展 写真力」2月28日(火)まで

 

お気に入りの個展の後は…

みうらのりこさんのエプサイトでの個展が昨日終了した。
2週間に渡る長めの個展だっただけに、お気に入りの写真にいつでも会いに行ける感じが嬉しかった。
でも逆に終わったあとの寂しさも長かった分だけのものがある。

そんな時、作家のWebサイトや写真集を見ることになるのだけど、みうらさんのサイトは個展の写真がすべて揃っているところが嬉しい。
個展の余韻を楽しみたい方、今回は見損なったという方、お薦めです。

Noriko Miura My photography

Bowie:Faces展 at 代官山 蔦屋書店

写真家を目当てに個展に行く事はよくあるけど、被写体を目的に開かれる写真展というのはあまり見たことがない。

それだけでもデヴィッド・ボウイの凄さがわかる。

ボウイについては自分が高校生くらいだったころに売れたレッツダンスの頃しかリアルタイムでは聴いていない。若い頃の僕には若い頃のボウイのルックスはぶっ飛びすぎていてカッコよさが分からなかった。今思えばそんな自分が残念だけど、若い頃の僕はきっと今よりずっと保守的だったんだと思う。

ボウイが年を重ねてそのルックスが渋くなっていく頃、僕も年を重ねいろいろなものを受け入れられる柔軟さが身についていき、気付くと彼のことを素直にとてもカッコ良い!と感じるようになった。

そんな感性が遅咲きな僕のような人間にとって、彼の瞬間瞬間を捉えて残してくれている写真の存在はありがたい。何をいまさらと彼は天国で笑うかもしれないけど、本当にカッコ良い人だ。

そんなわけでBowie:Faces展 at 代官山 蔦屋書店」を見に行ってきた。

CDジャケットで知っているデヴィッド・ボウイのポートレイトがオリジナルプリントで見られる事はありがたい。写真によっては思ったより粒子感が強かったり、逆に滑らかだったり、写真家の表現も垣間見られる。購入しようとしたら高価な写真も多かったが、それだからこそ写真展で見られて良かった。高価すぎて自分には関係ないと思うより、行って見てみることで、その価格の理由に触れて何かを感じる方を僕は選びたい。

個人的には鋤田正義さんの写真が以前から大好きなので、鋤田さんのオリジナルのボウイのプリントが見られただけで満足だった。

寺田倉庫で開催されている”David Bowie is”の巡回展も行って見たくなる写真展だった。

みうらのりこさんの個展(エプサイト)

先日、みうらのりこさんの個展へ行ってきた。
彼女は高校の同級生。とは言ってもこの何十年の間まったく交流していなかった。
でも、それぞれに写真を始め、同じ場所で個展を開くことになった。
みうらさんの方が半年も早く、個展を成功させ、今ではもう先輩という感じだけど。
久しぶりに会って話をすると昔と全く変わらない感覚で気軽に楽しく話せるのがまず嬉しかった。
一方以前と違うのは、話題が写真のことばかりだということだ。
写真の話ばかりをしていて嫌がられない同級生というのは、考えてみれば貴重で、なんだかとても嬉しい再会だった。

さて個展を鑑賞させてもらった際の感想を。
友人ということ抜きに、素晴らしい写真たちだった。
個展は1月19日まで新宿エプサイトにて。もっと早く載せたかったのだけど、まだ少しだけ期間が残っているので、新宿に行かれる方は是非!

個展「Found Scenes みうらのりこ」詳細はこちら

ひょっとしたら第一印象では、え、何でここを撮るの?と感じる人もいるかもしれない。
上海やニューヨークで撮られた写真だが、必ずしも風光明媚な風景を選んで撮られてはいない。そこにいるのは人、人、人。それもモデルのようではなく、僕らと同じような人々。
でも、しばらく写真の前にいると、だんだんその一人一人が不思議な存在感を持って浮き上がって来た。
みうらさんは、「街を歩いていて違和感を感じることが多い」と言っていた。ビルの反射などで太陽の向きとは関係ない方向にできる影。自分の周りの人が皆エキストラなのではないかという感覚。みうらさんが感じる日々の違和感が写真に写り込んでいると気付いた時、被写体の人々が存在感と違和感を持って浮き上がる。
お勧めは個展スペースの真ん中にある椅子に座ってゆったりと写真たちに囲まれながら見回すこと。僕もみうらさんの写真の中に混ざって被写体の一部になってみたくなった。
あなたもどこかの時間を超えたあたりから、突然この写真たちが放つ魅力に気づくことだろう。僕はその面白さに気付いてしまい、気づけば1時間近くそこに座っていたくらいだ。
写真のサイズ、照明、配置、すべてが良いバラスで心地よい空間だった。

小瀧達郎写真展「METAPHOR カフカとの対話」

gallery bauhaus
gallery bauhaus

神田明神のすぐ近くにあるgallery bauhausはお気に入りギャラリー。
写真を購入したことが無いのは申し訳ないのだけど、これまで何度かお邪魔した。
そう言えば初めてここを訪れた時も妻のお勧めだった。
彼女が見つけてくるものは、大体間違いがない。

そのgallery bauhausでは現在『プラハ年』特別展の第五弾として小瀧達郎写真展「METAPHOR カフカとの対話」がやっているので見てきた。

言われなくても見るつもりだったけど、今回も妻が先に見てきて勧められた(笑)どうもいつも先を越される。しかも妻がお邪魔した際には小瀧達郎さんがいらっしゃって作品についてお話してくださったそうだ。ちょっと悔しい(笑)僕もお話をお聞きしたかった!

僕がお邪魔した際には小瀧達郎さんはいらっしゃらず、一人で静かに作品を見せていただいた。
僕がこれまでイメージしていたプラハの写真の中では、いくらか賑やかな印象で、案外これが本当のプラハなのかなと思ったりした。
タンバールで撮影されたと思われる何枚かは特に素敵だった。1月28日までやっているので、時間をみつけてまた行ってみようと思う。

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