フォーカス

夜の銀座にて
夜の銀座にて

僕が写真を撮る時には、見せたいものにあえてピントを置きたくないことが多いのだけど、いっそどこにもピントを置かなかったらどうだろう。
僕はまだそこまで思い切る勇気がなく、ストリートスナップでノーファインダで撮る時をのぞけば、ついどこか手前のものにピントを合わせる。
でも、写真の見えているところのどこにもピントが合っていなくても素敵な作品に仕上がっているものを沢山見てきた。失敗写真ではなく、ピントがどこにも来ていない写真。それでもちゃんと成り立っているのって凄いと思う。

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winter sky

winter sky
winter sky

光が印象的でない写真はつまらない写真になってしまうことが多い。
雨でも降ってくれた方が面白いのにと思うこともあるくらいだ。
この写真はどうだろう。
いっそズミルックス(summilux)をお休みさせて、ズマロン(summaron)みたいなレンズで絞り気味に撮った方が良いのかもしれない。

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Mark de Paola トークショー

Mark de Polaさんサイン
Mark de Polaトークショー

ライカギャラリー東京で行われたマーク・デ・パオラ(Mark de Paola)さんの写真展「60 Seconds」及びトークショーにお邪魔した。
トークショーというよりはワークショップに近い内容で、彼の写真に対するアプローチの仕方が多く語られ、明日から僕の写真が変わってしまうほど刺激的だった。

アウトフォーカス部分、焦点の合っていない部分にこそ、エモーショナルな表現があるのではないか。というような話があったのだが、これはとても共感できる話だった。見てくれる人の視線をどこに誘導するのか、ということを考えた時にピントをどこに置くか迷うことが多いのだけど、ピントがきていない部分に表現したいものがあることが多い僕としては勇気付けられる話だった。
見ているものをただ撮るのでなく、いかに作品にしていくか…という真面目な話であると同時に、やはり自分の好きに撮るべきという話でもあり、良い話を聞けたトークショーだった。

ただ今日ほど、英語ができればと思ったことはなかった。
同時通訳の方は素晴らしかったけど、やはり彼の言葉をダイレクトに理解したかった。

トークショー後、勇気をだしてサインをいただいた。
お話に対する感謝や彼の写真をすぐに大好きになったことなど、伝えたいことが山ほどあるのに、緊張でほとんど話せず…
写真を楽しむにも、英語は必要だと思い知らされた。

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