片隅で

m240 / Thambar-M 90mm f2.2

椅子としての役割を終えたのか、カフェのガーデンテラスの片隅にオブジェのように置かれていた。その姿は、朽ちていきながらも、オブジェとしての魅力が増しているように見えた。写真には継続する時間は撮れないけど、この椅子は過ぎていった時間を体内に留めているようだ。
そう言えば僕は古いものや朽ちていくものを美しく感じることがよくあるのだけど、よくよく思い出してみると、その朽ちていくものの傍らに生命力に満ちた植物があることが多いようだ。植物の生命力とともにあることで、時間は今も止まっていないという印象を受けるからかもしれない。今度そういうものに出会ったら、ゆっくり考えてみよう。

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特別でない日の朝

m240 / Thambar-M 90mm f2.2

コロナが広がってからというもの、ほぼ毎日家族を車で送る日々。これまでは見なかった風景を車の窓から見るようになりました。冬の朝日に照らされる街角などはどこか映画のシーンのようだと感じます。今では朝は苦手と言いながらも、どこか楽しんでいる自分がいます。
何年かしたら、こんなことはしなくなるだろうから、こんな日々もいつか思い出になるのですね。そう思うと特別でない日の朝の写真もどこか愛おしいのです。

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