ぼけぼけ

m240 / Summicron-M 90mm

結局のこのレンズでもぼけぼけの写真を撮りたくなるだろうから、こういう写真を撮ってみました。日もすっかり落ちて、肉眼ではかなり暗くなってきたなあという時間帯。でも今時はボディの方でISOを上げることができるのでF2.0もそれほど問題ではなかったです。

さて写真を見ると、やはり今時のデジタルの写真ではないなぁという印象。押しは弱いけど、古っぽくて良いというか、見ていて疲れない描写だと思いました。デジタルなのに自然っぽいと言ったら語弊があるかもしれませんが、だんだん好きになってきました。

ところで、このレンズを持ち歩いていてふと思いました。スペックはいくらでもこれから上がっていくだろうけど、自分が撮りたい場面に合うカメラやレンズが必ずしも最高スペックのものとは限らないと。僕の場合、肉眼で見えないほど暗い中で写真を撮りたいとは思わないので極端な高感度は必要ないし、ストリートスナップを撮る時には最高の画素数は必要ないだろうし、とか。画素数が少し落ちても、小さくて軽い方が良いのかもしれないとか。一方で持っているレンズを活かしたいのでセンサーはフルサイズではあってほしいとか。

このところ心のどこかで、SL2が呼んでいる!なんて声がしていましたが、もう少し選択肢を広げて考えてみても良さそうです。Summicron 90mmのテストだったのに、いつの間にかもっと基本的なボディとレンズ全体に対する自分の考え方に辿り着きました。考えさせてくれるということは、このレンズは僕にとっては良いレンズなのでしょう。

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