逆光

夕日と子ども
夕日と子ども
このレンズはきっと当たりだ。ただフードが付いてなかった。ライカのオールドレンズのフードは高価だし、なかなか出会えない。そんなわけで大好きな逆光撮影は減ってしまっている。代わりになる他社のものでもよいから探したいと思う。

静かな微笑み / a quiet smile

a quiet smile
a quiet smile
まるで撮れない日もある。この日がそうだった。風景も物もポートレイトも何も見つからない。いたずらにシャッターを切るけど、全く撮れていないのは自分で分かっていた。でもこのまま帰るのも心残りで…。そんな時にお見かけして、お声をかけてポートレイトを撮らせていただいたのこの写真の方だった。

笑顔にもいろいろな笑顔がある。この写真を撮った時に気付いた。弾けるような笑顔もあれば、はにかんだ笑顔もある。目だけが微かに微笑んでいる笑顔もある。この方の笑顔の印象はとても静かなものだった。元気がないわけではない。静かに穏やかに時間が流れていく中で微笑んでいる感じ。何も撮れなかった何時間かが、この一枚で救われた。

1ヶ月

twilight bicycle
twilight bicycle
そろそろ6月の個展の準備に集中するべきなのかもしれない。でも手にして1ヶ月経っても、このレンズへの興味に突き動かされて撮り続けている。6月の個展にはこのレンズを手にする前までの写真で打ち止めと決めたのだけど。ノクチルックス(noctiluxu f1.0)をカメラにつけていると気づきが多く、アイディアもどんどん湧いてくる。するとそれを試したくなって、また街に出て行くという繰り返しだ。とても部屋にこもってプリントや写真のセレクトに集中する状態ではないのだ。

ノクチルックスはこれまで多くの写真家が魅了され、その魅力を引き出し、素晴らしい写真を撮ってきたレンズだ。僕も初めてライカのボディを手にするずっと前からこのレンズに憧れていたのだ。ちょっとした光の向きや強さで想像以上の絵を描いてくれたかと思えば、その逆もある。このレンズで自分のスタイルをと思いながらも、見せたいものとピントの位置関係ひとつとっても、まだ試行錯誤だ。なんと悩ましくも面白いレンズなのだろう。僕にとっては推理小説の謎解きや、何かを発見する冒険のように、このレンズとの時間が過ぎていく。
もちろんこれまで触れてきた他の優れたレンズでの経験があり、それらとの比較の中で気づく事が多いので、他のレンズがつまらないというわけではないのだけど。

この分では個展の準備に集中するにはしばらく時間が必要になりそうだ。
あ、確定申告もやらねば。

Good Reads by Natsuki Kurachi at 代官山蔦屋書店

Natsuki Kurachi
Natsuki Kurachi
Natsuki Kurachi
Natsuki Kurachi

代官山の蔦屋書店さんには理由もなくふらっと立ち寄る。
そこでたまたま見つけた写真集やギャラリースペースで出会う作品には、ずっと好きでいられるものが多いから。
ものぐさな僕は写真を撮るために歩き回る必要があるので、行動するといい出会いがあると自分に思い込ませるには調度良いのだ。

昨日もそんな調子でふらっと立ち寄ったら、ギャラリーには写真ではなく絵が置かれていた。
これがファッション誌の表紙のようでインパクトが強い上に、どこか優しい。
ギラギラした色使いではないせいだろうか。
写真がまだあまり無かった時代なら、こんな具合に絵でおしゃれな空気を伝えたのだろうなぁなどと思い、惹きつけられた。
僕がストリートフォトを撮っている時は、そこにある風景から何を撮るか選び取る感じだけど、絵は真っ白な場所にゼロから全て創り上げていくわけで、その手間の多さと創造性の高さに改めて感心。

作家ご本人のくらちなつきさんが、そこにいらっしゃるのにも気づかず見惚れていたら、声をかけていただいた。
作品を好きになった直後に作家さんと直接話せるとは!
なんと贅沢な。

くらちなつきさんのお話によると、絵に出てくる服も含め、そこに描かれているデザインはどれもご自分でオリジナルなものを考えるそうで、ますますその創造性の高さに驚いてしまう。こういう方はいずれ絵だけでなく、服のデザインとか、空間のデザインとかもやってしまうのだろう。

好きなアーティストが増えるのは、自分の感性が豊かになるようで嬉しい。長く応援します!
とてもフレンドリーに話してくださったので、勝手にそんなことを思った。

さて、実はこのギャラリーでの作品展はこの日が最終日。
そんな日に自分が訪れたことをラッキーと思いつつ、これを読んでくださった方には手遅れな情報なのが残念。
でも、これから「くらち なつき」作品に出会う機会は増えていくだろうから、注目してみてはどうだろう。

くらちなつきさんのWebサイトはこちら

この日は手作りのZINEを購入。
いつかオリジナルの絵の方を買いたいと思った。

そういえば一点、モノクローム仕上げの作品があった。
欲しかったなぁ。

 

bicycle

bicycle
bicycle
街にぽつんと置かれている自転車を見つけると撮りたくなる。主人を待つその姿は、自転車自身に感情があるのではないかと思わせる。僕が撮るのは中でも幸せそうに見える自転車が多い。長く放置されている自転車は不思議と撮りたいとは感じなかった。今は、僕がこうあって欲しいと感じる世界だけを撮っているのかもしれない。ドキュメンタリー作家にはなれないけど、今はそれで良いのだ。

カラーにしたくなるレンズ

noctilux f1.0でポートレイト
noctilux f1.0でポートレイト
noctilux f1.0でポートレイト
noctilux f1.0でポートレイト

ほとんどモノクロームに仕上げてきたのに、ノクチルックス(noctilux f1.0)を持ってから、時々無性にカラーにしたくなる。それくらいノクチで撮ったカラーは僕にとって魅力がある。乱暴に言えば柔らかいということなのだが、ピントがちょっと甘いものがよく見えたり、ちょっとした光の量で描写が変わったりと、まだまだレンズを掴み切れていない中で、正確なことは言えない。1年後にはカラー写真ばかりになっていたりするかもしれない。いや、さすがにそれはないと思うけど。

A gentleman riding a bicycle / 自転車にのった紳士

黄昏時の丸の内
黄昏時の丸の内
黄昏時は好きでどのレンズでも撮ってきた。でもノクチルックス(noctilux f1.0)こそ最もふさわしいレンズだと期待してしまう。
まだそれほど多く、そういう時間帯に撮ったわけではないけど、すでに繊細な光のもとでの方が独特な描写を発揮してくれることはわかってきた。
この写真はとても穏やかで、特にこのレンズ独特な描写ではないかもしれないけど、気にいっている1枚だ。

モニターの色

家のインターネット環境の設定をいじる必要から妻のノートPCで自分のブログを見て驚いた。
えっ!色が全然違う。

僕はモノクーム写真を仕上げる時に少しセピアよりにしているのだけど(そのつもりだったのだけど)、妻のノートPCで見られる僕の写真はどこか冷黒調なのだ。
試しの他の方のブログなどを見てもやはりそうだった。
自分はmac環境でモニターはiiyamaさん。高価なモニターは使っていないし、キャリブレーションもよく分からなくてはやっていない。でもiPhoneでの写真の見え方と比べたり、プリントしたものも見ているので、環境で色が違うことは理解しているつもりだったし、ある程度の差が出るのは覚悟していた…はずだった。

これはいずれ手を打たないといけなくなってきた。