Good Reads by Natsuki Kurachi at 代官山蔦屋書店

Natsuki Kurachi
Natsuki Kurachi
M240 / Noctilux 50mm f1.0

代官山の蔦屋書店さんには理由もなくふらっと立ち寄る。
そこでたまたま見つけた写真集やギャラリースペースで出会う作品には、ずっと好きでいられるものが多いから。
ものぐさな僕は写真を撮るために歩き回る必要があるので、行動するといい出会いがあると自分に思い込ませるには調度良いのだ。

昨日もそんな調子でふらっと立ち寄ったら、ギャラリーには写真ではなく絵が置かれていた。
これがファッション誌の表紙のようでインパクトが強い上に、どこか優しい。
ギラギラした色使いではないせいだろうか。
写真がまだあまり無かった時代なら、こんな具合に絵でおしゃれな空気を伝えたのだろうなぁなどと思い、惹きつけられた。
僕がストリートフォトを撮っている時は、そこにある風景から何を撮るか選び取る感じだけど、絵は真っ白な場所にゼロから全て創り上げていくわけで、その手間の多さと創造性の高さに改めて感心。

作家ご本人のくらちなつきさんが、そこにいらっしゃるのにも気づかず見惚れていたら、声をかけていただいた。
作品を好きになった直後に作家さんと直接話せるとは!
なんと贅沢な。

くらちなつきさんのお話によると、絵に出てくる服も含め、そこに描かれているデザインはどれもご自分でオリジナルなものを考えるそうで、ますますその創造性の高さに驚いてしまう。こういう方はいずれ絵だけでなく、服のデザインとか、空間のデザインとかもやってしまうのだろう。

好きなアーティストが増えるのは、自分の感性が豊かになるようで嬉しい。長く応援します!
とてもフレンドリーに話してくださったので、勝手にそんなことを思った。

さて、実はこのギャラリーでの作品展はこの日が最終日。
そんな日に自分が訪れたことをラッキーと思いつつ、これを読んでくださった方には手遅れな情報なのが残念。
でも、これから「くらち なつき」作品に出会う機会は増えていくだろうから、注目してみてはどうだろう。

くらちなつきさんのWebサイトはこちら

この日は手作りのZINEを購入。
いつかオリジナルの絵の方を買いたいと思った。

そういえば一点、モノクローム仕上げの作品があった。
欲しかったなぁ。

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