木々の間に沈む夕陽

納得いく写真が全く撮れていないのに日は沈んでいく。ISO400くらいまでしか使えないこのカメラの時間も間も無く終わってしまう。僕は無理を承知でレンズを夕日に向けた。完全に白トビしているだろうと思いつつ、ピントも手前の何処かにいい加減に置いた。シャッターを切る。それでも、後から見た写真には、その時に感じた空気がちゃんと写っていた。

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