お気に入りの個展の後は…

みうらのりこさんのエプサイトでの個展が昨日終了した。
2週間に渡る長めの個展だっただけに、お気に入りの写真にいつでも会いに行ける感じが嬉しかった。
でも逆に終わったあとの寂しさも長かった分だけのものがある。

そんな時、作家のWebサイトや写真集を見ることになるのだけど、みうらさんのサイトは個展の写真がすべて揃っているところが嬉しい。
個展の余韻を楽しみたい方、今回は見損なったという方、お薦めです。

Noriko Miura My photography

May I take your photo?

portrait
portrait

今年はポートレイトも頑張る!
写真を撮るのに頑張るというのは違う気がするが、ポートレイトの場合はそれが必要だ。なぜなら撮らせていただく許可を取らないといけないからだ。
May I take your photo?にせよ、「撮らせてください!」にせよ、
いきなり初対面の方に声をかけるのは結構勇気がいる行為だ。
正面切ってお願いしたことがあまりにも少ないので、これまでこちらからお声掛けした人数とお顔を覚えているくらいだ。

そんなわけで、頑張る!なのだ。

ちなみにこの写真は息子なので、お願いはしていないし、頑張ってはいない(笑)。

個展に向けて

chair
chair

口がカラカラ。心なしか指先が痺れる。
自分で何を話しているのか分からない。
声が思考を追い越してしまい、耳は必死で自分が話している内容を追いかけている。

別に体調が悪いわけではない。
それは、エプサイトで開く個展のためのグループ説明会に参加し、自己紹介した時のこと。
なにしろ自分は初めての個展という中で、一堂に会した方達の経歴が素晴らしく、僕は勝手に自滅同然に緊張してしまったのだ。

小心者だなと呆れつつ、同時にそんなすごい方々の中に紛れ込ませてもらえたことに感謝でもある。

あらためてエプサイトで個展をやるのだなぁとずしりときた。
選んでくださった方に後悔させたくないな。

ミーティング後、本日も個展開催中のみうらのりこさんに再び会うことができ、しばしのお茶タイムへ。(個展「Found Scenes みうらのりこ」詳細はこちら)
今週で個展の会期を終える彼女は少し大人に見えた。(もともと、僕らはもうすっかり大人の歳ですが。)

「自分からもっとアピールしなくちゃ」とみうらさんは言う。
今回の個展を経験して強く感じたことだそうだ。
確かにそうだよなと思う。

その時、先ほどのミーティングで会った皆さんの個展は全部見ようと思った。
自分でもしっかり準備をして、他の方の作品もきちんと鑑賞して、現在の自分の立ち位置を確認しよう。そして自分の好きなスタイルをさらに探して極めよう。

緊張しまくりのミーティングだったが、その後には少しのファイティングスピリットが僕の中で芽生えた気がした。
もちろん誰と戦うわけではなく、気持ちの問題として。

さて、上の写真は本日の出来事とは全く関係ないのだけど、
今日このまま寝るのもなぁと思い、最近撮った夜のショップとそこに置かれていた椅子の写真を現像してみた。

分かりにくい写真かもしれないけど、これも好き。
それに、好きな写真を撮って現像するだけという原点を時々思い出すのも悪くない。

Bowie:Faces展 at 代官山 蔦屋書店

写真家を目当てに個展に行く事はよくあるけど、被写体を目的に開かれる写真展というのはあまり見たことがない。

それだけでもデヴィッド・ボウイの凄さがわかる。

ボウイについては自分が高校生くらいだったころに売れたレッツダンスの頃しかリアルタイムでは聴いていない。若い頃の僕には若い頃のボウイのルックスはぶっ飛びすぎていてカッコよさが分からなかった。今思えばそんな自分が残念だけど、若い頃の僕はきっと今よりずっと保守的だったんだと思う。

ボウイが年を重ねてそのルックスが渋くなっていく頃、僕も年を重ねいろいろなものを受け入れられる柔軟さが身についていき、気付くと彼のことを素直にとてもカッコ良い!と感じるようになった。

そんな感性が遅咲きな僕のような人間にとって、彼の瞬間瞬間を捉えて残してくれている写真の存在はありがたい。何をいまさらと彼は天国で笑うかもしれないけど、本当にカッコ良い人だ。

そんなわけでBowie:Faces展 at 代官山 蔦屋書店」を見に行ってきた。

CDジャケットで知っているデヴィッド・ボウイのポートレイトがオリジナルプリントで見られる事はありがたい。写真によっては思ったより粒子感が強かったり、逆に滑らかだったり、写真家の表現も垣間見られる。購入しようとしたら高価な写真も多かったが、それだからこそ写真展で見られて良かった。高価すぎて自分には関係ないと思うより、行って見てみることで、その価格の理由に触れて何かを感じる方を僕は選びたい。

個人的には鋤田正義さんの写真が以前から大好きなので、鋤田さんのオリジナルのボウイのプリントが見られただけで満足だった。

寺田倉庫で開催されている”David Bowie is”の巡回展も行って見たくなる写真展だった。

Thank you for being a model of the photo!


She is a traveler from KOREA.
It happened to meet in Tokyo, she became a model of photography just for a moment. Thank you!

偶然街で出会って、ひょんなことから写真を撮らせていただいた。
笑顔もそうでない表情も魅力的なお嬢さん。
どうもありがとう。

감사합니다. 좋은 여행을!

みうらのりこさんの個展(エプサイト)

先日、みうらのりこさんの個展へ行ってきた。
彼女は高校の同級生。とは言ってもこの何十年の間まったく交流していなかった。
でも、それぞれに写真を始め、同じ場所で個展を開くことになった。
みうらさんの方が半年も早く、個展を成功させ、今ではもう先輩という感じだけど。
久しぶりに会って話をすると昔と全く変わらない感覚で気軽に楽しく話せるのがまず嬉しかった。
一方以前と違うのは、話題が写真のことばかりだということだ。
写真の話ばかりをしていて嫌がられない同級生というのは、考えてみれば貴重で、なんだかとても嬉しい再会だった。

さて個展を鑑賞させてもらった際の感想を。
友人ということ抜きに、素晴らしい写真たちだった。
個展は1月19日まで新宿エプサイトにて。もっと早く載せたかったのだけど、まだ少しだけ期間が残っているので、新宿に行かれる方は是非!

個展「Found Scenes みうらのりこ」詳細はこちら

ひょっとしたら第一印象では、え、何でここを撮るの?と感じる人もいるかもしれない。
上海やニューヨークで撮られた写真だが、必ずしも風光明媚な風景を選んで撮られてはいない。そこにいるのは人、人、人。それもモデルのようではなく、僕らと同じような人々。
でも、しばらく写真の前にいると、だんだんその一人一人が不思議な存在感を持って浮き上がって来た。
みうらさんは、「街を歩いていて違和感を感じることが多い」と言っていた。ビルの反射などで太陽の向きとは関係ない方向にできる影。自分の周りの人が皆エキストラなのではないかという感覚。みうらさんが感じる日々の違和感が写真に写り込んでいると気付いた時、被写体の人々が存在感と違和感を持って浮き上がる。
お勧めは個展スペースの真ん中にある椅子に座ってゆったりと写真たちに囲まれながら見回すこと。僕もみうらさんの写真の中に混ざって被写体の一部になってみたくなった。
あなたもどこかの時間を超えたあたりから、突然この写真たちが放つ魅力に気づくことだろう。僕はその面白さに気付いてしまい、気づけば1時間近くそこに座っていたくらいだ。
写真のサイズ、照明、配置、すべてが良いバラスで心地よい空間だった。

オールドレンズ

sunny wall
sunny wall

最近僕の目はライカのオールドレンズのようだと思う。別に味のある素敵な風景が見えるわけではなく、どうも1メートルくらいは離れないとピントが合わない。疲れているときはなおさらだ。僕が持っているオールドズミクロン(summicron)もズミタール(summitar)も最短は1メートルだ。おかげで僕の写真はますます描きたい部分にピントが来ていない写真が増えている気がする。さてさて、個展まだ半年を切っているというのにどうなることやら。
ちなみにこの写真は現行のズミルックス(summilux)50MMで撮っている。

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SMILE

Thank you for giving a beautiful smile!

偶然お見かけしてお声を掛けたところ、快く笑顔で撮らせてくださった。ファインダーの中のその美しい世界に触れた時、僕はシャッターを切りながら幸福に満たされる。笑顔の力は強力で、ほんの一瞬のやり取りだったけど、幸せの余韻は長く残った。撮った写真をお見せしたところ喜んでもらえたのもさらに嬉しかった。風景も良いけど、人は人の笑顔を撮るのが一番楽しいのかもしれない。少なくとも僕は今そう感じている。

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