個展2025

上田和寛 写真展「あわい」

期間限定で展示内容をご覧いただけるようにしてみました。(夏の間はご覧いただけます。はて、夏っていつまででしょう?)もう一度見たいと思ってくださる方、遠くから見守ってくださった方、ゆっくりご覧ください。(スマホの方は写真上を指でスクロールして...
Noctilux f1.0

なぜタイトルが「日常」から「あわい」になったのか

今回の写真展のテーマを考える上で、「日常」という言葉について考えていると散々語ってきたにも関わらず、なぜ突然タイトルが「あわい」になってんの?と思われる方もいらっしゃるかも知れません。今回は、そのあたりについて、書いておきたいと思います。※...
個展2025

上田和寛 写真展「あわい」開催のお知らせ【2025年6月25日〜代官山】

2025年6月25日(水)〜6月30日(月)までの5日間、東京・代官山にあるギャラリー「SPACE K」にて、上田和寛 写真展 「あわい」 を開催いたします。本写真展は、エプサイト公募展「Tokyo Sketch」以来、8年ぶりとなる個展で...
Noctilux f1.0

ピンボケカラー ノクティルックス 50mm f1.0

M240 / Noctilux 50mm f1.0写真展まで、いよいよあと1ヶ月ほどになりました。とはいえ、まだセレクトがすべて終わったわけではなく、いまだに写真を取っ替え引っ替えしています。まず、テーマやステートメントに合わない写真は使え...
Hektor 73mm f1.9

ステップ!日常の違和感をヘクトール73mmで

m240 / Hektor 73mm f1.9街を歩いていた時、踊っているように見える人がいました。普通に撮っても、自分が感じたあの不思議な感覚は写らないなと思い、ブレを使って撮りました。RAW現像の時にも、やっぱり普通に仕上げたのでは伝わ...
English Articles

The Beauty of Routine in Perfect Days — Reflections on “Daily Life” through the Film Perfect Days

🇯🇵 日本語で読むにはこちらI've been contemplating the word "daily life" as a theme for a photo exhibition. Hoping to find inspiratio...
Noctilux f1.0

Perfect daysルーティンの美しさ──映画『Perfect Days』を観て考えた「日常」というテーマ

🇬🇧 Read this article in English here写真展のテーマとして、「日常」という言葉について考えていた。そのヒントになればと、役所広司さん主演の映画『Perfect Days』を改めて観た。静かで、淡々としていて...
English Articles

Reflections on Daily Life – Inspired by Yasujirō Ozu’s “Late Spring”

🇯🇵 日本語で読むにはこちらKita-Kamakura, where Yasujirō Ozu filmed Late Spring — a quiet place wrapped in greenery.Recently, I menti...
NOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical

日常について考える – 小津安二郎「晩春」から

🇬🇧 Read this article in English here小津安二郎監督の終の住処でもあり映画「晩春」のロケ地でもある北鎌倉周辺は緑が多い先日、写真展のテーマを決めるにあたり「日常」という言葉について考えていると書きました。そ...
Nokton classic 35mm f1.4

写真展のテーマについてのあれこれ

「日常って、なんだろう?」——写真展のテーマを考えながら、自分にとっての“普通”について思いを巡らせる日々。家族との時間、朝の光景、ささやかな瞬間の積み重ね。写真とともに記した、その過程の記録です。光が街に触れ始めるころ、誰かがどこかへ向か...
Noctilux f1.0

空に描かれた黄金螺旋

M240 / Noctilux 50mm f1.0 普段、雲を積極的に撮ることは少ないのですが、時折、ただその形が美しいという理由だけで、無意識にシャッターを切ってしまうことがあります。この写真も、そんな一枚でした。きっと、空を流れるその独...
FUJI PRO400H

初めまして PRO400H:富士フイルムの傑作120フィルム

MAMIYAC330 / Fujifilm PRO400H2021年に生産終了となった富士フイルムのPRO400Hのブローニーフィルム。なぜか父が数本持っていて、「使っていいよっ!」と軽い感じでくれました。僕も詳しくないので、「ありがとう!...
NOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical

夜明けを追いかけて〜桜と列車と75mm

M240 / NOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical家を朝5時30分過ぎに出た時にはまだかろうじて夜明け直後の弱々しい光。個展用の写真を、こういう光の中で撮りたくて早起きをしたのです。でも季節は動い...
Summilux-M 50mm f1.4 ASPH

Dublin 2016|Summilux 50mm f1.4で撮るヨーロッパの街と写真の変化

M240 / Summilux-M 50mm f1.4 ASPH東京をヨーロッパの雰囲気で撮れないかと試行錯誤していた頃、初めてヨーロッパを訪れて、かえって撮り方がわからなくなったのを今でも覚えています。なぜかというと、東京では背景にごちゃ...
NOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical

ソメイヨシノ クローンたちの一斉の目覚め

M240 / NOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical毎年この時期になると、街全体が白桃色に染まります。申し合わせたかのように同じ時期に開花するソメイヨシノの花の色で、見慣れた街が美しい別の場所のよう...
NOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical

小津安二郎監督の映画から学んだ、写真の構図を変える魔法

『晩春』を観てローアングルを意識して撮影した一枚。いつもより水平線を下げることで、画面に広がりが生まれた(鎌倉にて)写真展の準備に行き詰まっていた僕は、何かきっかけが欲しくて小津安二郎監督の映画「晩春」を観ました。それは、ある方が小津安二郎...
Hektor 73mm f1.9

6月の個展に向けて 準備中

6月末に東京・代官山のギャラリー「SPACE K 代官山」で個展をやらせていただきます。みなさまのお忙しい日常から、お時間をいただくのは恐縮ですが、ほんの少し代官山に遊びにお越しくださいませ。2017年にエプサイト、2019年にN.Y.のグ...
Elmarit 21mm f2.8

ライカの広角レンズ Elmarit 21mm f2.8

M240 / Elmarit 21mm f2.8 このところ僕のカメラにはずっと75mmが付いています。慣れてくると、いらないものが入り込まない感じで、フレームの狭さをありがたく感じます。逆に広角となると、撮りたくないものまで入ってしまった...