個展の写真選びのために、ずいぶんと古い写真もチェックしました。
そのほとんどは個展には使われないんだけど、どれも思い入れのある写真達ばかり。
日々、色々なことをどんどん忘れてしまうこの頃なのに、写真については1枚1枚撮った時の状況を思い出せます。なんとも不思議なことです。
この写真は2年前の春のもので、霧が出ているような雰囲気で撮りたくて、霧雨降るなか、恐る恐るカメラを取り出して撮影した時のものです。このカットの時はほぼ雨は上がっていましたが。春の雨で散ってしまった桜の花びらを印象的に撮れないものかと考えたことも覚えています。
写真に残るのは切り取られた一瞬だけど、その写真を見れば、その前後のことも思い出せるところが写真の魅力なのかもしれませんね。
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