
ロンドンの通勤時のスナップ。
大都市ロンドンだけど、東京に比べると、人々はのびのびと、どこか余裕を持って歩いているように感じる。実際のところ、ロンドンでは多くの企業がフレックスタイム制やリモートワークを取り入れており、出勤時間が分散されている。そのため、通勤ラッシュのピークが東京ほど極端ではなく、駅や街中にも、ゆったりとした空気が流れているのかもしれない。
でも、それだけじゃない気もする。
たとえば、歩く姿勢。足の運びがどこか格好いい。そして、日本人に比べて、下を見ていない人が多い。これは2018年の写真だけど、当時すでにスマホは十分に普及していた。それでも、スマホを片手に歩いている人はあまりいない。
2025年の今がどうかはわからないが、東京ではスマホを見ながら歩いている人が圧倒的に多そうだ。中には、上どころか前さえ見ていない人もいる。それでは格好いい歩き方なんて、できるわけがないよなぁ。
それから、光の入り方も違うように感じた。
東京の朝は、ビルの影に街が沈むけれど、ロンドンの朝は、低い角度から、じんわりと街全体を包み込むように光が差してくる。緯度の違いからくる太陽の高さのせいなのか、光の届き方にも違いがある。
その差が、写真にもはっきりと現れる。影が長いだけでも、スナップに自然と雰囲気が出てくるものだ。
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