2018年のロンドンを旅した僕らは、二人揃った写真をほとんど撮っていない。
そんなのいつものことだけど、ちょっとした事情で少々おセンチになっていた僕は、ロンドンの街のスナップの中に二人の痕跡を残そうと思った。
それでバスに乗る自分たちがバス停のガラスに映る瞬間を撮ったのだけど、結果的には、ほとんど誰だか分からない写真になった。それでも撮ったおかげでこの時の二人の姿が鮮明に記憶に残った。
この写真を見ることで、写っていないことまで思い出せるのは、僕にとって写真と同じくらい、撮るという行為が重要なのだろう。
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