現行のSummilux-M 50mmでモノクロポートレイト。RAWからLRでモノクロ変換。Capture oneも使ってみた結果、最近はひと回りしてLRに落ち着いているところです。しばらくしたらまた別のことをし始めるかも知れませんが。
さて現行Summiluxですが、SIGMA DP3 Merrillを使っている間に、その良さを再発見しました。最悪この1本あれば大抵のものは撮れちゃうという万能性に信頼感、しかも小さくて軽量。本当に良いレンズです。
ところで以前フォトグラファーの方が、女性を撮る時はSummiluxだけど、男性を少し力強く撮りたい時などにはあえてSummicronにすることがある、とお話しされていました。確かボケが美しく優しい写りのSummiluxに対して、Summicronはよりシャープで強い印象になるというような意味のお話しだったと記憶しています。相対評価という意味では確かにその通りだと納得です。でも僕の中では、Summiluxも十分シャープな写りです。オールドのSummiluxを使ったことがなくて現行のSummiluxしか知らないので、そういう印象なのでしょうが、「絶妙なさじ加減で硬軟どちらにでもいける万能レンズ」というのが、僕の中でのSummiluxの立ち位置です。(これは50mmに限った話です。75mmのSummiluxなどは、また別の話。)
ノクチルックスに比べるとかなりキリッと写る。でもズミクロンに比べれば柔らかい印象でもある。同じ50mmでも個性があって面白いです。
というわけで、レンズをどれか1本に決めて撮るのも良いけれど、撮り比べることでそれぞれの良さに気づけたり、自分の求める写りが見つかったりすることもある、という新しくレンズが欲しくなる際の僕の言い訳でした。
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