光を包む漆喰の壁 – カフェ・アンセーニュダングル

カフェの壁
M240 / Nokton classic 40mm f1.4 MC

明るすぎない店内を囲む漆喰の壁が柔らかく光を受け止めていました。反射するというのでもなく、かといってただ暗いというのでもなく。包んで受け止める、という感じでしょうか。
陰影が美しい漆喰の壁をぼんやり見ているだけで贅沢な時間が流れます。ここでコーヒーをいただく時間は、仕事や日常の疲れを忘れさせてくれる大切なものでした。働く場所が変わって年に数回しか訪れなくなってしまったけれど、今も自由が丘や原宿に出かけた時は立ち寄りたいお店です。(写真は自由が丘店)

Nokton classicは40mm mcと35mm scを使いましたが、どちらも開放f1.4で使うことが多いです。もちろん絞ればシャキッとしますが、classicと名のつくレンズらしい少々懐かしい写りを楽しみたいので。つい最近、40mmは手放しました。どうしても50mmと35mmに挟まれて出番が少なかったから。でもこうして昔の写真を発掘していると時々思い出しては、つくづく良いレンズだったなぁと思うのです。まだ現行品として販売されているので、最初のMマウントレンズとしては本当におすすめです。僕も初めて買った新品のMマウントレンズはこの40mmでした。

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