名前のない色をさがして

ちょっとくすんでいて、
それでいて濁ってはいない色。

青の中に、
茶色やオレンジが潜んでいたり、
ほんの少し緑に傾いていたりする。

青も赤もどんな色でも、
名前のままの均一な色じゃない方が深みを感じる。

渋谷 street photo
M240 / Hektor 73mm f1.9

ハイライトは滲み、
影には、気配のような色が残る。

空気や霧に粒状感があって、
それらも被写体の一部として
写真に写り込んでしまうような、

そんなカラーが、今は好きだなぁ。

Edinburgh
M240 / Noctilux 50mm f1.0

もちろん、
何が写っているかも大切だ。

けれど、
誰にでも分かりやすいものである必要はないとも思う。

撮ったときに、
「こんな色だったな」と思い出す記憶に寄せることもあるけど、
撮りながら、
「こんな風に見えたらいいな」と願った色に近づけていくこともある。

どちらも、
記憶の中にある色だ。

林試の森 
M240 / Nokton classic 40mm mc

それでも、まだカラーには自信がなくて、
画家の目が欲しいなぁ、なんて思う。

空は、どんな風に見えているんだろう。
光は、どんな風に滲んでいるんだろう。

僕の見ている世界は、曖昧だから。

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