日の出の後 / TRI-X 400

朝の道
M240 / TRI-X / Noctilux 50mm f1.0

カラーに続いて、今日はモノクロフィルムの話を少し。
M5で撮る時は、デジタルのように思い切って開放付近を選びたくても、シャッタースピードが1/1000までなので、どうしても絞らざるを得ない場面が出てきます。この写真も確か f2.8 前後だったと思います。フィルム時代の露出データは正確に残すのが難しくて、皆さんどう工夫されているのか気になるところです。

僕の場合は、Lightroom内でキーワードを使ってできる限り記録するようにしています。ただ、まだ「これだ」と言える方法には出会えていません。撮った時の設定や感触をどう残すかは、フィルムの悩ましいところですね。

一方で、シャッタースピードの制限はもう割り切りつつあります。NDフィルターを使うか、それとも“フィルムの時はあえて絞る”ことで、デジタルとは違う表現ができないか…そんなことを最近考えています。道具の特性に合わせた撮り方を探るのも、フィルムの醍醐味だと思うようになりました。

現像は、今回もネガをスキャンしてLightroomへ。モノクロは1本のトーンカーブで調整できる分、カラーより作業はシンプルです。ほんの少しの動きで写真が落ち着いたり、ざらついたり、感情の輪郭が変わるような気がします。

とはいえ、まだまだ思い通りに撮れないことの方が多いです。
それでも、こうして手探りしながら撮っている時間そのものが、フィルムを続ける理由なのかもしれません。

ノクティルックス(noctilux)50mm f1.0の他の写真を見る

©️All rights reserved.

コメント

タイトルとURLをコピーしました