
子どもの頃の図工の時間、被写体をぼかした感じで描きたいけれどできなくて、結局はっきりくっきりとした線を引き、その線に沿うように色を塗っていました。どのように描いたのか、滲むように色をつける友人の絵が羨ましかったものです。
Noctiluxにクローズアップフィルタを付けて小さなリンゴを撮っていたら、子どもの頃に描きたくて描けなかった絵がそこにありました。こんな風に描きたかったんだよなぁ。今更ながら、Noctiluxをはじめ、ボケレンズが好きな理由がわかった気がします。
[撮影時のカメラ設定について]
ボディはM240。露出補正を-0.3か-0.7に設定して、それ以外は基本的にデフォルトのまま使っています。ただし、露出補正もいつもこのままになっているだけで、この写真用に調整したものではありません。日中の室内で、蛍光灯は付いていなくて、窓からの自然光のみです。
レンズはノクティルックス 50mm f1.0にクローズアップレンズをステップアップリングを使って装着。レンジファインダーではピントを合わせられないので、EVFを使ってボケ量を見ながら撮影。M型ライカのレンズでは、本来ここまで寄れませんが、数千円で購入できるクローズアップレンズは強い味方。絞りは開放でシャッタースピードは1/45。
📷 使用機材:
- Leica M240
- Noctilux 50mm f1.0
- KenkoのMC CLOSE-UP NEO No.3
- NinoLite(NinoLite) ステップアップリング 60mm→62mm
ノクティルックス(Noctilux) 50mm f1.0で撮った他の写真もこちらに

子どもの頃の図工で一番苦手だったのが空の絵でした。いつも青空なら水色、曇りなら灰色の1色でベタ塗り。空が絵の中で一番重たく見えるという残念な絵ばかりを描いていました。今ならレンズを使って、少しはマシな空を撮れるかな。今も、空の写真は得意ではないけれど。
こちらは手前の葉にピントを合わせて。雲の輪郭が出さずに撮っています。
絞り開放でレンズを空に向けて撮ったら白飛びすると思ったのに、意外にも大丈夫でした。
[撮影時のカメラ設定について]
ボディはM240。露出補正を-0.3か-0.7に設定して、それ以外は基本的にデフォルトのまま使っています。
レンズはズマール 50mm f2.0で絞りは開放。
シャッタースピードは1/4000。
ISOは250。(オート)
📷 使用機材:
- Leica M240
- Summar 50mm f2.0
📘 子どもの頃、図工の時間に描けなかった空や滲み。
それにまつわる記憶は、こちらのnoteに綴っています。写真と合わせて読んでいただけたら嬉しいです。
👉 「空を上手に描く男の子になりたかった。」|note記事はこちら
ズマール(Summar) 50mm f2.0で撮った他の写真もこちらに
【2025年7月19日 加筆】
noteの記事と合わせて、撮影機材などの情報を少し追記しました。
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