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気づけばライカのオールドレンズを、しかも50mmばかり3種類も使っている。ただ誤解のないように先に書けば、現行品も素晴らしい。僕はsummilux 50mmを使っているけど、よく写るだけでなく、開放でも肝心のピントの部分の締まりが良いことは描写の個性になっているし、芸術性の高い写真もきっと撮れると思う。
それはそれとして、オールドレンズの写りも好きなのだ。憧れの写真家たちが使っていたかもしれないものと同じレンズで写真を撮れる楽しさもあるし、ちょっとレトロな味を出したい時にも重宝するし。
というわけでライカの同じ50mmを3本(初代ズミクロン沈胴、ズミタール、ノクチルックスf1.0)で撮った写真を並べてみた。撮った時期はそれぞれ2016年冬、2016年夏、2017年冬と違うし、場所も光の条件も違うので、比較というほどのものではない。でも僕のワンパターンな撮り方(手前のものにピント、後ろの人をぼかす)のおかげで、それぞれのボケ具合を比べられるかもしれない。どれも開放で撮っている。
現行品の輪郭をあまり残さない穏やかなボケに比べて、人の姿がカクカクしていて面白い。本当はもう少し上手にぼかせばこんな風にはならないのかもしれないけど。
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