最近、ズマールをつけて歩くことが増えています。
撮るものが決まっていないときほど、このレンズを選んでしまう。
理由はうまく説明できないけれど、
「このレンズで何かできそうな気がする」のです。
ただ、まだ探している途中です。
今回の写真も、
そんなふうに歩いている途中で撮った一枚でした。
撮って出しを見て、少し違和感があった
撮影後、まずは撮って出しを確認しました。
空とビル群がかなり明るく出ていて、
その分、手前が少し沈んで見える。
青も思ったより強く、全体に少し冷たい印象。
でも、
その場で立っていたときの記憶は、
もう少し柔らかい光に包まれていて、
もう少し温かみのある空気だった気がします。
現像は、
その違和感からスタートしました。
Portra 160を「ゴール」ではなく「基準」に
フィルムで言えば、
Kodak Portra 160 の雰囲気が、
頭のどこかにありました。
ただ、
「Portra 160 に似せたい」というよりは、
迷ったときの物差しとして。
- 色が出すぎていないか
- コントラストが立ちすぎていないか
- きれいにまとめすぎていないか
そういうことを確認するために、
Portra 160 を思い浮かべながら触ってみました。
実際にやってみたこと(ざっくり)
細かい数値や手順というより、
意識したのはこのあたりです。
- 全体の彩度は少し控えめに
- 特に青と緑が主張しすぎないように
- コントラストは、いかにもデジタルにならないよう緩めに
- 画面の中で、前面が置いていかれないようにする
やっていることは地味ですが、
「それっぽくする」というより、
落ち着くところを探す感じでした。

やりすぎたな、と思って引き返した
一度、
「あ、これはPortraっぽいな」
というところまで行きました。
でも、少し眺めているうちに、
今度は逆に、
色の意図が前に出すぎている気がしてきた。
Portra 160っぽいレタッチをしたのね、みたいな。

そこで、
最後は今の自分の感覚を確認しながら、
つまり「ズマールで撮ってるんだからさぁ、ズミルックスじゃないんだからね」
とかぶつぶつ言いながら、
ハイライトまわりを、
きれいにまとめるというより、
少しだけ不安定さを残す方向で。
こんな感じ…
違い、伝わるかなぁ、同じじゃん!という声が聞こえてきそうですが
僕のMacの大きい画面で見てると分かるんですけど笑

これは、まだ途中の試み
これが正解かどうかは分かりません。
そもそも正解はないんだと思います。
ズマールの“らしさ”も、
まだ掴めたとは言えない状態です。
ただ、
- 撮って出しの違和感から始まり
- Portra 160 を基準にしながら
- 寄せすぎて、引き返して
そんな一連の流れは、
自分がズマールで撮りたい写真を探している途中
そのものだと思っています。
フィルムっぽい現像が好きな人や、
Portra の雰囲気が気になっている人にとって、
何か一つでもヒントになれば嬉しいです。
でも、
最後にどう仕上げるかは、
それぞれの感覚でいいと思いますし、
僕自身も、
まだ探しているところです。
今年中に見つかるかなぁ、
まあ、今年はまだ362日も残ってますから、頑張ります。
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