マウントアダプターで自由度が増す / SHOTEN LM-SE M

Sony α7iii で
Sony α7iii / Nokton classic 35mm f1.4 sc

 ライカMマウントレンズをSony α7iiiに付けるために、焦点工房のマウントアダプターSHOTEN LM-SE Mを購入しました。マウントアダプターには、他にもマニュアルレンズがオートフォーカスになってしまう優れものや、もっと安価なものなど色々ありましたが、今回は重くなりすぎないことと、ヘリコイドによってレンズ最短距離を縮められること、それともちろん価格を考慮して選びました。

 マウントアダプターの使い心地は非常に快適でした。カフェなど室内の距離を稼げない場所でも、今回はこのマウントアダプターのおかげで寄ることができる分だけ距離の自由度が増しました。今後もSony機を借りられる時には、このアダプターでMレンズを試してみようと思います。

 さて前回から引き続き…
 「カメラを変えたら写真も変わってしまうだろうか」という問題については、以前感じていたよりは不安が減ったように思います。少なくともデータレベルでは問題はほとんどないのではないでしょうか。問題はやはり撮影時の感覚の違いです。
 レンジファインダーで撮っている時には、撮った写真を確認しないとどう写っているかは分かりません。ですから、例えば現場でカメラの背面のモニターで確認するたびに、ちょっとした驚きやワクワクがあります。おお、こんな風になったか!みたいな。もちろん失望も多いですが。一方、今回一眼機で撮ってみると、ファインダーで覗いていたものと同じ写真しか出てこないことに物足りなさを感じました。(一眼機で違うものが出てきたら逆に問題ですが。)レンジファインダー機に比べると、撮る際の高揚感がなくて、淡々と作業しているような感覚を覚えました。

 機能の多さについては、機種ごとの特徴を覚えてカスタマイズすることで慣れると思うのですが、ファインダーによる撮影時の感覚の違いについては、今回の撮影でも解消しませんでした。
 という訳で、まだまだシステムの乗り換えに踏み切るというところまではいきませんでしたが、今持っているレンズの良さは他のカメラで撮ったとしても保たれることが確認できただけでも良かったかな。

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