写真展のテーマについてのあれこれ

夜明けと自転車
光が街に触れ始めるころ、誰かがどこかへ向かう。その人の朝は僕よりも始動が早いみたいだ。
Nokton classic 35mm f1.4 SC

写真展のテーマを決めなくちゃなぁという中で、
このところ「日常」という言葉についてずっと考えています。
辞書で引くなら
「ふだん。特別なことではなく、いつもあるようなこと。」といったところらしい。
ふだんってなんだろう?普通ってことか?そもそも普通という言葉があやしい。

では僕はふだん何をしているかといえば、
寝て起きて、散歩して、写真撮って、ご飯食べて、仕事して、家族としゃべって…

夜明けの船
まだ眠たい水面に、光が影を映す
Summar 50mm f2.0

僕にとってのふだんに家族といることが含まれるとして、それを特別なことではないと言えるのかなぁ?
なんて思ったら、ぐるぐる回り出して止まらなくなりました。

だって家族といられるのは当たり前ではないのです。
そのことはパンデミックで誰もが経験したはずです。
あの時、家族といられる時間は当たり前ではないと思い知らされました。
それはもっと特別な、とっても大切なことで、脆くて簡単に失われそうで、だからこそ愛おしくて…
そんなものだったはず。
もう、忘れ始めている人も多いけど。

朝日の当たる土手
どんな日になるにしても、始まりは静かだった
Summar 50mm f2.0

でも、それなら家族との時間は日常じゃないのか?と聞かれれば、やっぱり日常だと思います。

日常ってなんだろうなぁ、というのが今回の展示のテーマ、かなぁ…

使用レンズ別ギャラリー
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