個展まで半年を切った。まだまだ写真が足りない。東京なのにヨーロッパのように見える写真を撮り足すため、銀座界隈を歩きまわる。たまたま通ったここはヨネイビルディングという建物で、1930年頃に建てられた建物らしい。本来であれば最高のロケーションなのだが、東京という街の悲しいところで、引いて写すとヨネイビルディングとそれ以外の風景に統一感がない。この一帯には古い建物が点在しているようなのだけど、やはり街並みとして撮るのは難しそうだ。すぐに壊しては作り直すことを繰り返してきた東京の風景がいびつに見えるのはいつものことだけど。
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